いちのみやケアセンター概要
施設長あいさつ
地域高齢者福祉の中核となる施設を目指して
新しい時代の幕開けとなった令和元年の10月1日より、いちのみやケアセンターの施設長に就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
少子高齢化社会を見越して1960年代から老人福祉政策が始まり、特別養護老人ホームを始めとする老人福祉事業が徐々に整備されて来ましたが、実際の高齢化には追いつかず、病院で高齢者を預かるという時代が長く続きました。
1987年(昭和62年)になると老人保健法が改正され、介護老人保健施設(老健)も創設されました。当いちのみやケアセンターは
1994年(平成6年)の開設ですが、この老健に該当する施設です。
老健はその創設当初から、特別養護老人ホーム(特養)のような期間の制限なく入所できる施設とは異なり、病気や怪我のために病院で治療を受けた高齢の方々が治療終了後にも不十分な心身機能のためにご自宅での生活が困難な場合に、一定期間のリハビリを提供して在宅に戻すことを目的としていました。
しかし、特養等の施設不足などが続いたため実際には特養と同じように長期間の入居者で占められている状態が長く続いてきましたが、当施設もその例外ではありませんでした。
その結果、本来なら必要なリハビリ期間を経て再び在宅生活が可能となる方々が十分なリハビリを受けられず、在宅復帰の機会を失ってしまう場合もあったことは否めません。
2000年(平成12年)になると介護保険制度が開始され、その後も様々な介護サービスが徐々に充実してまいりましたが、そのような環境変化の中で最近になり老健は本来の目的に立ち戻る必要性が叫ばれるようになってまいりました。
つまり、老健は在宅復帰を目的としたリハビリ施設であるということです。
長期入所者で占められている閉鎖的な施設ではなく、地域の高齢の方々が病院での治療後に限らず、病院に入院するほどではなくてもご自宅での生活に不安を感じるような心身状態の低下で介護を要する場合などにも、体力回復のための規則正しい生活や栄養管理、生活リハビリなどを受けることのできる施設本来の機能を取り戻そうということです。
これからのいちのみやケアセンターはこのような考えに基づいて、従来の機能を大きく変更していこうと計画しています。
その計画の中心は地域との連携強化です。地域包括ケアの一翼を担うのは当然ですが、地域の皆様にとって利用しやすい施設を目指し、要介護者ご本人の体調変化への対応だけでなく、介護疲れによる生活破綻を防ぐ目的のレスパイト入所などを含めて、短期入所・集中リハビリへの対応を強化して在宅生活の支援を充実して行きます。
もちろん、リハビリで一定の回復を得て在宅復帰しても、しばらくするとまた心身機能が低下してくる場合もある高齢者ですから、必要に応じて何度でも利用していただける準備も必要です。当センターですでに行っている通所リハビリサービスも、在宅での生活に必要な体力を維持する目的としても利用していただけますので更に充実させていく予定ですし、今後は在宅リハビリなどのサービスも提供できるように準備を進めていきます。
更に地域との関わりを強化する意味でも、介護予防に関する情報や認知症の予防やケアといった高齢者介護に関わる教室や交流の場の提供などを積極的に進めていきます。地域との交流を実現させるためにも、高齢者福祉や介護に関心のある地域のボランティアの皆様にもぜひご協力を仰ぎたいと考えています。
一方で、できるだけ元気な状態で在宅や施設での介護生活を送っていただいたとしても、寿命の尽きるときは必ず訪れます。当センターでの看取りを希望される方にも心のこもった介護を提供して、人生の最期を、尊厳を持って迎えられるようにお手伝いさせていただきます。
このように老健の持つ様々な機能を提供することで、この地域における高齢者福祉の中核施設として認めていただけるように努力してまいります。また当センターの基本理念である「夢を語り合える施設」を実践するためにも、地域の皆様との温かい交流を願ってやみません。
施設概要
施設名
| 医療法人芙蓉会 介護老人保健施設 いちのみやケアセンター
(介護保険事業者番号:1950580017)
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所在地 | 〒405-0076 山梨県笛吹市一宮町竹原田1255-1 |
電話番号 | 0553-47-4811 |
FAX番号 | 0553-47-4815
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代表者 | 理事長 保坂 嘉之 |
開設年月日
| 1994年6月24日(平成6年6月24日)
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業務内容
| ■入所
■短期入所
■介護予防短期入所
■デイケア(通所リハビリテーション)
■介護予防通所リハビリテーション
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入所定員
| 100名
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通所定員
| 17名
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サービス内容と特色
| 医学的管理の下で、看護、介護、機能訓練、その他必要な医療と日常生活上のお世話などのサービスを提供することで、入所者様の能力に応じた日常生活を営むことができるようにし、一日でも早く家庭での生活に戻ることができるよう支援します。また、利用者様が居宅での生活を一日でも長く継続できるよう、通所リハビリテーションやショートステイを提供し、在宅ケアを支援しています。
当施設では糖尿病でインシュリン注射を行っている方も入所していただくことが可能です。その他の医療的ケアにつきましては、下記の「業務内容」にある「長期入所」を開き、ページ内の「医療的ケア」をご確認ください。
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基本理念と 運営方針
| いちのみやケアセンターは以下のような基本理念と運営方針の下、利用者様の生きる喜びを支えるため全力で取り組んでまいります。
<基本理念>
夢を語り合える介護施設
1.自分も利用したくなる施設
2. 安心とやりがいが持てる施設
3.互いに人間性を高められる施設
<運営方針>
1.利用者様の気持ちに寄り添い、自らも利用者様の立場に立って介護を考えます。
2.確かな知識と技術を持ったスタッフによるサービスを提供します。
3.職員の専門性を高め、互いに切磋琢磨しながら人間性を高められるよう努力します。
4.職員が仕事へのやりがいや達成感を感じることができる職場を作ります。
5.人権を尊重し、ハラスメントのない職場を作ります。
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所定疾患施設療養費算定状況
平成31年4月1日~令和2年3月31日 (2020-04-01 ・ 109KB) |
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交通アクセス
いちのみやケアセンター
住所:〒405-0076 山梨県笛吹市一宮町竹原田1255-1
アクセス:
お車の場合:中央道 一宮・御坂IC出口より3分
電車の場合:JR石和温泉駅より 車で(タクシー等)10分
お問い合わせフォームはこちら
TEL.
0553-47-4811
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ご不明な点などございましたら遠慮なくご相談ください。
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